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Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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「 仔羊のロースト & デュアール・ミロン 」

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★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ

CHATEAU DUHART MILON '06 (Pauillac)
シャトー デュアール ミロン (ポイヤック)

 
18世紀の初め、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の成功により、「ポイヤック」の地はブドウ畑で埋め尽くされました。当時、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」を所有していたのは、“ルイ15世”から「葡萄の王子」と呼ばれた“ニコラ・アレキサンドル・ド・セギュール”伯爵。品質の良さを認められていた「シャトー・デュアール・ミロン・ロートシルト」のワインは、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」のセカンドワインとされていました。

1830年ごろ、“カステジャ”家が「ミロン」の畑の発祥の地である「マンダヴィ・ミロン」を相続しますと、その後、隣接する畑を買い取り、およそ40haとなった畑に「デュアール・ミロン」の名を付けたようです。“カステジャ”家の言い伝えによりますと、シャトー名にも名を残した“デュアール”氏とは、かつて“ルイ15世”の武装船の船長で、定年後に「ポイヤック」に落ち着いたと言われてます。また、1950年代まで「ポイヤック」の港には海賊の家が残されていたことから、これをラベルの原案としています。
1855年の格付けでは、畑の質が認められ、「ポイヤック」で唯一の第4級のシャトーとされました。19世紀後半から20世紀前半にかけても“カステジャ”家の所有が続き、50haという広い畑を持つ、「ポイヤック」の中でも大きなシャトーの一つとなっていきました。1937年、ついに畑が売却されることになってしまい、それ以降の25年間、5人の所有者に引き継がれ、その間に畑は分割され、次第に衰退していきます。1956年の冷害によってシャトーは一段と低迷し、ワインの質が著しく低下することになりました。
1962年、ついに“ロートシルト”家の手に渡ったのだが、110haの土地にわずか17haのブドウ畑しかないという状態でした。そこから大々的に修復の手が入り、排水設備、ブドウ木の植え替え、畑の購入、整理統合などが行われ、新しい醸造所と発酵タンクも設置され、1973年から2001年の間に、ブドウ畑も43haから71haに広がりました。
40年にも及ぶ努力の結果、ブドウの木も成長し、ようやく格付け4級シャトーに相応しいレベルに復活を果たしてきました。
 発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスタンクで18~24日間行われ、熟成はマロラクティック後、新樽50%で14~16ヶ月行われます。澱引きは3ヶ月ごと、卵白で清澄しますが、濾過は施されません。
ブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニヨン種73%、メルロー種27%。色調は深みのルビー色、紫が濃いです、プラムやブラックカラントの果実、黒鉛、たばこ、森の下生え、西洋杉の香りは何とも「ポイヤック」らしく、味わいは、頑強な強さではなく、うまくタンニンが溶け込み、傑出した深みや幅があり、姉にあたる「シャトー・ラフィット・ロートシルト」が体現しています、バランスのとれたエレガンスとフィネスを重視したつくりに近いようです。
今月のマリアージュのお相手には「仔羊のローストとペコリーノ風味の野菜グラタン」をおすすめします。出来るだけ大判のアバラ肉を選びロースト、今回は丁寧に骨から外します、フォンドヴォと赤ワイン(もちろん、「シャトー・デュアール・ミロン」です)を贅沢に使用したソースでお召し上がりください、付け合わせの夏野菜とインカノメザメ、ペコリーノ(イタリアの羊乳チーズ)のチーズ焼きとも抜群の相性です。古来より羊肉と「ポイヤック」ワインは鉄板の相性と言われてきました、食通の皆様には多くを語る必要はない筈・・・、是非、ご賞味くださいませ!!!。

(2013.6.01[MON])

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