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うづらてい

Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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尾田有美のブルゴーニュ便り

第57便

怒涛のゴールデンウイークガイドが終わり、何となく気が抜けた感じです・・

フランスはここ2週間以上雨が続き、ブルゴーニュでも河川の氾濫や浸水が起こり、甚大な被害が出ています。
先日サヴィニー・レ・ボーヌ村でワイン祭りがあり、パリからの団体さんのアテンドで行きましたが、低い位置にあるブドウ畑は浸水、有名なサヴィニー村のお城の後ろ側を流れる川は氾濫していました・・

BIPのお客様のお陰で今回も素晴らしいドメーヌを訪問する事が出来ました。

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念願叶ってついにピュリニー・モンラッシェの「ドメーヌ・エティエンヌ・ソゼ」を訪問。
最初は緊張していましたが、現当主ジェラール・ブドー氏は貫禄はありながらも気取らない方で、終始和やかに進みました。
彼自身はヴィニョロンの家系ではなく、ブルゴーニュ大学で醸造を学び、その後当家のお嬢さんと結婚してドメーヌに参画、これから義父についてじっくり学ぼうとした矢先に義父が亡くなられ、無我夢中で名門ドメーヌを背負った形になりました。
噂ではあと1年ほどで引退されるとか・・お嬢さんの旦那さんもご自身と同じような立場、ブドー氏の元気な間に跡を継いでもらいたいそうです。
試飲したワインは村名、1級のコンベットとシャンカネのテロワール違いを比較、最後にはグランクリュのバタールモンラッシェで締めくくりという素晴らしいもの。
ピュリニーのパーセルの地図を使って、丁寧に判りやすくテロワールの違いを説明して下さいました。

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同じ日にこれまた超大物シャンボル・ミュジニー村の「ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ」を訪問。
当日はカーヴの責任者フランソワ・ミエ氏がお相手して下さいました。
彼はヴィニョロンでなくて詩人だと言われているほどの方で、表現が非常に美しいのですが、とても抽象的で訳すのに苦労しました・・ フランス人の主人でも「いやはや何とも・・メモが取れない」と、感心したりぼやいたり!
この日は全て樽から試飲で、しかも2013年のワイン! アルコール発酵は終わってマロラクティック発酵前のワインと言う、非常に珍しい状態の時期のワインを試飲しました。
終日雨がしとしとと降る中、静かなカーヴで静かに語りかけるように、詩のようなフレーズを口ずさむミエ氏は孤高の天才とさえ感じさせました。
でも、時々日本語を取り入れたり、しゃれを言ったり・・お茶目な一面も見せてくれました。

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BIPのお客様2人のガイドで6日間で14軒訪問しましたが、最終回逆転満塁ホームラン的に感動したのが、ヴォーヌ・ロマネ村の「ドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ」でした。
お客様の長年のお付き合いのあるソムリエ氏の仲介で、多忙な中を貴重な時間を割いてくださいました。
訪問時も畑から帰って来て、汚れたジーンズだけ履き替えて早速試飲を開始。
こちらは有名とはいえ、6ha程の小さなドメーヌですが、現在はビオディナミで畑から醸造まで行っていますので、手間や準備が掛かり、冬場以外は殆んど訪問不可の幻のドメーヌとなっていました。
カーヴの一角の試飲コーナーには色んなパーセルの土や小石などが置いてあり、それを見せながら各パーセルの土壌の違いを詳しく話してくださいます。
熱心に、ユーモアたっぷりに、丁寧に・・・またそのワインの美味しい事といったら!
ACブルゴーニュで既に参りました・・・果汁たっぷり、きれいな酸、すーっとお腹に入っていく心地よさなどなど。
日本大好き、和食大好き・・終始笑顔で和やかな最高の試飲でした。

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締めくくりにモレ・サン・ドニのラフェさんにお客様が頼んでいたワインを取りに行ったら、またまた凄いのを開けてしまいました・・  1991年のシャンベルタン クロ・ド・ベーズ!!
彼のクロ・ド・ベーズはかのパーカーにして「最高のクロ・ド・ベーズのつくり手」と賛辞されたほどで、私は始めての試飲でした。
お客様は2年前にも訪問されていて既に顔なじみ、ラフェさん嬉しくて大盤振る舞いの巻きでした。

*ラフェさん、こぼれ話を。
 4月に腰の手術で数週間入院して、退屈しきって退院して来たその日に、ワインを探しに行ったご自分のカーヴで足を滑らし転んでしまわれたとか・・大事に至らずにみんな一安心。
だって、退院した日にカーヴで転んでまた入院ではねえ。

         では、またお近いうちに。   A bientôt!

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