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Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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「 今月のおすすめワイン 」

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先月末の「来日」に合わせて、当店での食時予約を頂いていた“ド・モンティーユ”の「グランヴァン」のラインナップです・・・あいにく「大騒動」になった「アイスランド」の火山噴火事件で、キャンセルになってしまいましたが、ワインリストには欠かせない、彼の「銘醸ワイン」を、ちょうど、良い機会にオンリストすることが出来ました・・・。
いつものように「ソムリエ・森下」のエスコートでお楽しみ下さい・・・。

★5月のお勧めボトルワイン

先月末、来店予定がキャンセルになりました“ド モンティーユ”のラインナップです。

CORTON CHARLEMAGNE '06 \25,000 (\28,875)
コルトン シャルルマーニュ

BEAUNE.Les Aigrots Blanc '05 \18,000 (\20,790)
ボーヌ レ エイグロ ブラン

PULIGNY MONTRACHET. Les Caillerets '03 \23,000 (\26,565)
ピュリニー モンラッシェ レ カイユレ

VOSNE ROMANEE.Les Malconsorts '03 \30,000 (\34,650)
ヴォーヌ ロマネ レ マルコンソール

BEAUNE.Les Perrieres '05 \16,000 (\18,480)
ボーヌ レ ペリエール

VOLNAY.Les Mitans '05 \23,000 (\26,565)
ヴォルネー レ ミタン

VOLNAY.1ER CRU '03 \15,000 (\17,325)
ヴォルネー プルミエ クリュ

映画「モンドヴィーノ」で紹介され、以前にも増して人気に火がついた「ドメーヌ・ド・モンティーユ」は、「コート・ド・ボーヌ」地区で最も優雅なワインを産出するといわれる「ヴォルネー」村に、17世紀後半のフランス革命前から居を構える旧家です。
ワイン造りの歴史は、“フランソワ・ドゥ・モンティーユ”氏の代、1920年後半から始まった。氏がドメーヌでの元詰めを開始、“ユベール”氏がその後確固たる礎を築き、1996年から“エティエンヌ”氏へドメーヌは受け継がれました。長い熟成に耐える正統派の造りを貫徹しており、ワイン造りは先代の1970~1980年代から殆ど変わっていないが、栽培においては比較的変化が目立っています。もともと除草剤は使用したことがありませんが、鋤き入れで対応してきたといいます、『高品質のワインは高品質のブドウからしか出来ない。そのためには周囲と調和した生きている土壌が必要だ。土壌は単なる樹を地下で支える物質ではない』として、1991年にはリュット・レゾネを採用、1997年から有機へとよりナチュラルな栽培へ、そして近年ビオディナミへと移行してきています。
平均の収穫量はhaあたり40ℓ、除梗は75~85%、発酵は34度とかなり高めの温度まで引き上げ、ピジャージュ(撹拝)は1日に6~8回と多めに行ないエキス分の抽出を図る。新樽の割合はおよそ30%程だが、近年その比率を減らす傾向にあります。期間は20~24ヵ月間と長めにとる。このような造りのドメーヌは別段珍しくありませんが、「モンティーユ」の特徴は、生み出すワインのアルコール度数にあります。それらのほとんどはアルコール度数12.5%から13%未満。「モンティーユ」では長期間に渡っての熟成を可能にする為、糖と酸のバランスを殊の外重視しており、その結果として、極力シャプタリザシヨン(発酵途中に糖分を添加し、ワインのアルコール度数を上げること)を避けてワイン造りを行うという状況に至った。13.5%等は普通にみられるブルゴーニュにあって、このアルコール度数は大きな特徴のひとつとなっています。
 「コルトン・シャルルマーニュ2006年」、もともとピノ・ノワール種が植わっていた「コルトン・プジェ」の区画からで、シャルドネに改植してつくられています。「ボーヌ・レ・エイグロ・ブラン2005年」、ボーヌ・プルミエ・クリュの畑で一番有名な「クロ・デ・ムッシュ」のエリアの真横の畑です。標高350メートルと非常に標高の高いところにあり、ミネラル感のある出来栄えです。「ピュリニー・モンラッシェ・レ・カイユレ2003年」、「モンラッシェ」と地続きで同じ標高で同じ条件の1級畑。生産者によっては「シャンボール」村の「アムルーズ」のように特級扱いで栽培・醸造がなされており、1級畑の白としては別格のクオリティを有するものが多く、中でも「ド・モンティーユ」の「カイユレ」はその頂点に君臨するひとつ。
「ヴォーヌ・ロマネ・レ・マルコンソール2003年」、偉大な「ラ・ターシュ」の隣に位置し、一部区画に入り込んだところは別キュベとしてつくられています。「ボーヌ・レ・ペリエール2005年」、「ボーヌ」村でも「サヴィニー」村へ向かったところに位置する1級畑。有名な1級畑「サン・ヴィーニュ」や「マルコネ」に隣接した小石交じりの石灰質土壌です。「ヴォルネー・レ・ミタン2005年」、「ポマール」村寄りの斜面中腹にある代表的な1級畑。エレガントな「ヴォルネー」村の中では豊富な果実味のある男性的なニュアンスに富むワインを産します。「ヴォルネー・プルミエ・クリュ2003年」、「ポマール」村寄りの1級畑「ブルイヤール」、「レ・ザンジェル」の男性的なニュアンスと「ヴォルネー」村中央の1級畑「スー・ラ・シャペル」、「キャレイユ」の女性的なニュアンスを融合させたキュヴェでございます。
以前から好感を持っておりましたドメーヌでしたが、実はこのラインナップ、先月末、“エティエンヌ”氏ご来店を予定しておりまして、そのひと時に華を添える意味合いも少々ございましたが・・・、残念なことに「アイスランドの火山噴火」のため来日が出来ず、中止との運びとなりました。何が起こるかわかりません・・・、さて、5月より床席が始まります。開放的で心地よい空間で「ド・モンティーユ」をお楽しみくださいませ!!。


2010.5.2[Sun])

「 仔羊ロース肉のパイ包み焼き & ダルマイヤック 」

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今月のおすすめ料理は、東野シェフの力作、ちょっと手の込んだ「パイ包み焼き」です・・・「極上の料理」に「取って置きのワイン」の相性は“ワインダイニング”ならではの“贅沢”です・・・。
「ソムリエ・森下」のこちらも力のこもったコメントで、どうぞ・・・。

★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ
CHATEAU D'ARMAILHAC '05 (Pauillac) \2,500 (\2,777)
シャトー ダルマイヤック (ポイヤック)

「シャトー・ダルマイヤック」は故“ル・バロン・フィリップ・ド・ロートシルト”が「ポイヤック」村に所有しております3つのシャトー(ほかは、皆様ご存知「シャトー・ムートン・ロートシルト」と「シャトー・クレール・ミロン」ですね)のひとつで、18世紀より“ダルマイヤック”家に所有されていました。1933年に“ル・バロン・フッリップ・ド・ロートシルト”が購入した当時は、「シャトー・ムートン・ダルマイヤック」と呼ばれていました。その後、1956年に「シャトー・ムートン・バロン・フィリップ」と改名され、1975年にはこの翌年に他界した男爵夫人のために「シャトー・ムートン・パロンヌ・フィリップ」と名前を変えました。1989年にはオリジナルの名を尊重して、現在の「シャトー・ダルマイヤック」という名称に戻っています。
このシャトーは、「シャトー・ムートン・ロートシルト」と「シャトー・ポンテ・カネ」に挟まれた好位置に存在し醸造は「シャトー・ムートン・ロートシルト」と「シャトー・クレール・ミロン」の醸造も担当している“パトリック・レオン”と“ルシアン・ショノー”のチームが、「シャトー・ダルマイヤック」のワイン造りにも関わっています。
2005年はビッグヴィンテージの呼び声高く、価格も高値がついておりますが、どのような気候状況だったのでしょうか、開花は短期間で終わり、収穫まで一貫して好天でした。気温は適度に高く、日照が多く、非常に乾燥していた年ですが、03年のようなストレスがなく、8月初めと終わりの少しの雨が順調な生育を助けました。糖、タンニンともに多い年ですが、9月は夜が涼しく、酸も保たれ、まさに理想的な年でした。ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニヨン種50%、メルロー種25%、カベルネ・フラン種23%、プティ・ヴェルド種2%。色調は、漆黒のルビー、甘い芳香には、甘草、プラム、杉、コーヒーを思わせ、アルコールが高く、酸はとても穏やか、タンニンはまろやかでいて豊富。味わいに凹凸、陰影があまりなく、噛みごたえのある濃密に甘い果実味を中心とした、ひたすら外に向っていくような、積極的で明るい性格です。
因みにラベルに描かれている絵は、「シャトー・ムートン・ロートシルト」のワイン美術館に展示されている18世紀の“小さなバッカス(酒の神様)”の複製です。
今月のマリアージュのお相手には「仔羊ロース肉のパイ包み焼き カスレ風のパテを添えて」をおすすめします。ニュージーランド産の仔羊をパイ生地、ジェノヴァペースト、ペコリーノチーズと組み合わせてローストいたしました、ソースには贅沢に「ボルドー」ワインと仔羊の骨からの出し汁をベースにご用意いたしました。今月は『仔羊には「ポイヤック」産のワインを』のセオリーに素直に従ってみました、独特な仔羊の味わいをバジルとペコリーノチーズの風味がうまく引き立て、調和させており、豊富なタンニンと濃密な果実味を伴った「ポイヤック」ワインに相性抜群です。是非、是非、お楽しみくださいませ!!。


(2010.5.1[Sat])

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