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Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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「 美山産 鹿ロース肉のソテー & ジゴンダス 」

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今月の「料理とワインのマリアージュ」は、この「2月」にもおすすめさせて頂いた「美山産」鹿ロース肉のソテーと“コート デュ ローヌ”きっての名醸造家「シャトー ド ボーカステル」名の“シャトーヌフ デュ パプ”で有名な“ジャン・ピエール‐ペラン”氏が造る「超レアー」な“ジゴンダス”との組み合わせです・・・「鹿」と聞けば、普段は、冬の「ジビエ」のシーズンに登場しますが、美山の猟師さんの“鹿は、夏が旨い!!”の一言に、「東野シェフ」のスペシャリティとして、今月のメイン料理になりました・・・。余談ですが、このワインの造り手の“ジャン・ピエール‐ペラン”氏とは、今までに3回ほど、一緒に会食したことがあり、かれこれ「6年程」前になりますか、私が主催しておりました「ワイン会」のゲストに招き、レクチャーして頂いたことがあり、その「温厚さ」がそのまま、ワインになったような素晴らしい人物です・・・この後「ソムリエ・森下」のコメントでお楽しみ頂きますが、文中にもありますように、すごく「稀少」なワインで、グラスワインに決定後に「国内終売」の連絡を頂いたもので、手持ちの「3本」だけの販売で、終了後のおすすめワインとして、同じ「コート デュ ローヌ地方」の銘醸ワインを只今、物色中です・・・ご期待下さい・・・。


★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ
GIGONDAS.V-V '06 ( Perrin et Fils) \2,500 (\2,888)
ジゴンダス ヴィエイユ ヴィーニュ (ペラン エ フィス)

「ドメーヌ・ペラン」社のワイン造りは、「コート・デュ・ローヌ」地方の「シャトーヌフ・デュ・パプ」、「クールテゾン」村の「シャトー・デュ・ボーカステル」で1909年に始まりました。その後、4代目の“ジャン・ピエール・ペラン”氏が1962年に「ラ・ヴィエイユ・フェルム」を発売、また、1989年には、「カリフォルニア」州「パソロブレス」に、「ボーカステル」の台木・穂木を使用した「タブラスクリーク」をリリース、市場で評判となりました。1964年よりオーガニック製法にこだわり、「ローヌ」地方ではその先駆者として知られています。「ワインは自然の力だけで造るもの」というポリシーを貫いて、欧米市場を中心に幅広く支持されています。畑は村の中心地のすぐそばにある1haの「プレ・フィロキセラ」(フランスのぶどう畑は、19世紀後半のヨーロッパ全土におよぶフィロキセラ(ぶどう根アブラムシ)の大量発生で、1875年にほぼ壊滅状態になりました。その後、この害虫に対して免疫をもつ米国産のぶどう樹木にフランス在来の苗木を接ぎ木して、この危機を逃れたといわれていますがこの被害よりも前のヴィンテージは「プレ・フィロキセラ」と呼ばれ、非常に希少な存在となっています。)の畑からとれたブドウを使用しており、樹齢は驚きの100~120年、その上15hl/lの低収量です。土壌は砂質が主で、粘土と石灰岩も見られます。ブドウ品種はグルナッシュ種100%でつくられ、醸造・熟成はステンレス・タンクで発酵後、フ-ドルと呼ばれる大樽で8ヶ月熟成させます。年間生産量1600本とまさに超希少なワインになっております。
 香りには、果実の甘さを漂わせ、一環してとても純粋で全く不純を感じさせない。口に含みますと、アペラシオン「ジゴンダス」らしからぬ果実の凝縮感、程よく口中を刺激してくれるタンニン、全体のバランスをうまくとっている酸が順々に押し寄せてきます。一瞬、ピノ・ノワール種と見まがうほどのエレガントさにスタッフ一同を驚かせました。
 今月のマリアージュのお相手には「美山産 鹿ロース肉のソテー 山桃とベリーのソース」をおすすめします。京都は美山で育った鹿肉をソテーしソースにはフレッシュの山桃をベースにベリー・A、ブルーベリー、イチゴ、赤スグリを加えて作ったベリーソースをご用意しました。風味豊かで味わい深い鹿肉には、「ボルドー」ワイン?、でもフレッシュな果実のソースには「ブルゴーニュ」ワイン?と頭を悩ましたところ、今月はそのどちらにもベストマッチの「ジゴンダス」をご用意いたしました。皆様には、新たな発見と驚きを楽しんでいただければと思います、是非、お試しくださいませ!!!。

(2009.09.01)

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