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うづらてい

Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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「 初夏のブラン・ド・ブラン 」

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今日、5月5日「子供の日」は「端午の節句」で、時節的には、早「立夏」にあたり「暦」の上では、今日から「夏」が始まります・・・思い起こせば“あぁ、あの頃が「春」だったのかなぁ・・・”と思うくらい、天候不順で、とても短かかった「春」のように感じます・・・とは言え「床営業」には、今が「ベストシーズン」で、今日は、降ったり止んだりの「小雨」に出せませんでしたが、昨日は二卓合わせて五組、15名様のご利用を頂き「床開き」早々から好調な出足です・・・。
対岸の新緑に季節の移ろいを感じながら、乾杯は「シャンパン」でお楽しみください・・・写真は、先月までの「ルイ・ロデレール」に代わって、「白ブドウ」だけで造った「ドラモット.ブラン・ド・ブラン」です・・・オードブルの「4種類」に絶妙の「マリアージュ」を発揮してくれる「逸品」です・・・まさに、すがすがしい「初夏」の味わいのおすすめです・・・。

(2009.05.05)

「 ホロホロ鳥のロースト & ニュイ・サン‐ジョルジュ 」

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今月の「料理とワインのマリアージュ」は、いつもは「フランス産」ですが、フランスは、只今、鳥インフルエンザ渦中で出荷規制が掛っていますので、好評を頂いております「フォワグラ」と同じ産地「ハンガリー産」の“ホロホロ鳥のロースト”と、まだ若いのですが「グレート・ヴィンテージ」「トップドメーヌ」「秀逸コミューン」と、三拍子揃った“ニュイ・サン‐ジョルジュ”の相性です・・・いつものように「森下君」のコメントでお楽しみ下さい・・・。

★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ

NUITS ST-GEORGES.Clos de la Marechale '05 (Jacques Frederic Mugnier) \2,500 (\2,888)
ニュイ サン ジョルジュ クロ ド ラ マレシャル (ジャック フレデリック ミュニエ)

1863年に設立のこのドメーヌは「シャンボール・ミュジニ」村に本拠を構え、同村に「ミュジニー」、「ボンヌ・マール」の2つのグラン・クリュを筆頭に4ヘクタール強の畑を所有しています。2004年ヴィンテージより、以前から“ミュニエ”家の所有でしたが、前世紀の初頭、“フェヴレ”家に貸し出されていた「ニュイ・サン・ジョルジュ」村のプルミエ・クリュが戻り、それにより、畑の規模も3倍以上に広がりました。現在の運営は、1985年より“ジャック=フレデリック”の息子“フレデリック”氏が携わっております。
葡萄の栽培においては、化学肥料、除草剤は使用せず、害虫対策にも化学薬品は使用していません、替わりに食虫グモを畑に放すなど、地道な努力を怠らない。収量においてもヴァンダンジュ・ヴェールト(緑色の小さな房の段階で切り落とす作業。残った房に養分を行き渡らせ、より濃縮したぶどう果を収穫するため。)以前に春の剪定でしっかりと芽を切り詰め、収穫においては選果を徹底し、決して遅摘みはしない。培養酵母には頼らず木製の開放の槽で発酵を開始。ピジャージュは1日に5回と多くおこない、色素、構成要素の抽出を図る。熟成に用いる樽はドメーヌで3年以上自然乾燥させ、焼きはごく軽いものを使用。
今回、おすすめの「クロ・ド・ラ・マレシャル」は、上述の“フェヴレ”家より返還された一級畑で、現在は“ミュニエ”家のモノポール(単独所有)となっております。若木からのキュヴェは分けて瓶詰めされ、「ニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・デ・フルシュ」という名称で、れっきとしたプルミエ・クリュにもかかわらず、村名格にデクラッセ(格下げ)しており、水準を上げる努力も行われています。2005年のヴィンテージは暑い年でしたが、2003年とは異なり、冷涼な時期もあり、まさにメリハリのある一年で、葡萄には絶好の環境でした。色調はやや濃いルビー、熟れたフランボワーズや赤フサスグリ、サンザシのドライフルーツの芳香、十分な日照度を感じさせる濃密な果実味とたっぷりのミネラルがこのワインの肉付きのよさを示し、程よい酸が全体をひきしめ、見事なワインに仕上がっています。
今月のマリアージュのお相手には「ホロホロ鳥のロースト モリーユ茸のソース」をおすすめします。淡白で爽やかな肉質のホロホロ鳥に風味豊かなモリーユ茸とポルト酒のソースがとてもマッチしており、果実味豊かでエレガントな、まさにこんな「ニュイ・サン・ジョルジュ」が欲しくなるのでは?。是非、お試しくださいませ!!!。

(2009.05.01)

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