「シャンパン・ディナー」

★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ
DELAMOTTE BRUT BLANC DE BLANC \2,000 (\2,310)
ドラモット ブリュット ブラン ド ブラン
“フランソワ・ドラモット”が1760年、「ヴァン・ド・シャンパーニュ」という会社を「ランス」に設立、これが「ドラモット」の前身です。その後長男の“アレクサンドル”が1786年「ドラモット・ペール・エ・フィス」に変更し、現在に続くブランドが誕生することになります。後に弟の“ニコラ・ルイ”が引き継ぎ、共同経営者として“ジャン・バティスト・ランソン”を社に引き入れますが、“ニコラ・ルイ”の死後、彼は社名を「ランソン」に変更し、「ドラモット」のブランドは一時消滅することとなります。1927年“マリー・ルイーズ・ド・ノナンクール・ランソン”により「ドラモット」の名が復活、そして、1988年には「サロン」と共に同じ“ノナンクール”家が経営する「ローラン・ペリエ」社の傘下に入り現在に至っております。
ブドウ品種は、いわずと知れたシャルドネ種100%、あの幻のシャンパン「サロン」が作られない年の「サロン」用のブドウがこの「ドラモット」のシャンパンに使われることから、巷では専らセカンドワイン的な扱いを受けています。
緑をかすかに感じる麦わら色で、泡立ちはキメが非常に細かく絶え間ない。香りは上品で、果実香と共に白い花をイメージする爽やかな甘い香りを見つけることができ、清楚さの中にも上質のシャルドネ種がもたらす強さや厚みというものを感じさせてくれます。味わいは華やかで、口中でたっぷりの細かな気泡が柔らかく弾けます。心地よさの中にしっかりとした酸があって、最後は長く長く、優雅な余韻が続きます。
今月のマリアージュのお相手は、「カニとマンゴーのテリーヌ」をおすすめします。カニの旨みとマンゴーの熟れた甘さがこのシャンパンの華やかでいて、しっかりとした酸に素晴らしくマリアージュ致します。今月の美食の会のスタートはこれで決まりです!!!。
(2008.08.09)