京鴨のロティ & モレ・サン‐ドニ

今月の「おすすめグラスワイン」の目玉が、この“モレ・サン‐ドニ”・・・造り手、ヴィンテージ、共に「最高レベル」の組み合わせで「村名」ながらに“二階級特進”クラスのポテンシャルを、その圧倒的な「コンセントレーション」を武器に、“これでもか・・・!”と言わんばかりに振りまいています・・・まだ、月もあらたまって間もないのですが、次の「1ケース」のオファーを済ませておきました・・・。
いつも、トップページの文面を頑張って作ってくれている「森下君」のコメントをご紹介します・・・。
★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ
MOREY ST-DENIS. En La Rue De Vergy '03 (Perrot‐Minot) \2,300
モレ サン ドニ アン ラ リュ ド ヴェルジ (ペロ ミノ)
「モレ・サン・ドニ」村に本拠を構え、家族4代にわたって続くドメーヌです。1993年より現当主の“クリストフ・ペロ・ミノ”氏が父からドメーヌを引き継いだ。このドメーヌの畑には、2つの種類があり、一つは、家族代々受け継がれ“ドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノ”としてリリースされる葡萄を栽培している畑と、もう一つは氏がドメーヌを引き継いでから増やした畑で、その多くは1999年に引退した“ペルナン・ロッサン”氏の畑で、こちらは“ドメーヌ・クリストフ・ペロ・ミノ”としてリリースされますので、今回は前者の畑から作られたワインということになります。
氏がドメーヌを引き継いでからは、化学肥料の使用を止め、グリーン・ハーヴェストを徹底的に行い、一つの木から6~7房しかならないように収量も大幅に抑えています。例えをあげますと「ブルゴーニュ」地方の特級クラスだけでの収量の平均は約30hl/haといわれていますが、2003年、このドメーヌの収量は特級クラス~村名クラスを合わせての平均で驚愕の17hl/haとの事。卓越した凝縮感と繊細さ、また、ブルゴーニュ特有のミネラルのニュアンスとの見事な調和は驚きの一言で、噛み応えのあるボリューム感はひときはゴージャスなたたずまい。
今回のマリアージュのお相手は、京都は丹後・与謝野町より取り寄せてます、鴨のロースト赤ワインソースをおすすめします。久方ぶりの、鴨とブルゴーニュワインとのマリアージュ、華やかな香り、濃密な果実、濃厚でありながら上品な肉質、旨みを感じる脂、どれをとっても申し分ないと思います。
ぜひとも、お試し下さいませ。
(2008.02.07)