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Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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「 鳥取県産 鹿モモ肉のソテー & シャトーヌフ デュ パプ 」

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★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ

CHATEAUNEUF DU PAPE Cuvee Reservee '11 (Pegau) ¥ 2,300
シャトーヌフ デュ パプ キュヴェ レゼルヴ (ペゴー)

「ドメーヌ・デュ・ペゴー」の歴史は1670年にまで遡ります。当時はブドウの生産量は少なく、オリーブやチェリーを主に栽培する農家でした。「ペゴー」の育てたチェリーやオリーブ、そのオリーブを使用し造られたオリーブオイルは非常に質が良く大変人気となり、それらを売却した資金を用いることで、徐々にブドウ畑を広げていきました。1733年にはワインが造られていた最古の記録がありますが、かつては収穫されたブドウや、出来上がったワインのほとんどを樽のままネゴシアンに売っていました。現当主の“ポール・フェロー”氏の娘、“ローランス”女史がフランスのトップ・ドメーヌでの修行を終えワイン造りに加わった1987年から、ドメーヌとしての瓶詰めが本格的に始められました。“ローレンス”女史の参加後飛躍的に質は向上し、トップキュヴェの「キュヴェ・ダ・カポ」で5度ものパーカーポイント満点の100点を筆頭に、その名を冠した「キュヴェ・ローレンス」、さらに「キュヴェ・レゼルヴ」でも高評価を連発。「ワインスペクテーター」誌でも99点や年間TOP100では2006年度版で第5位に選出されるなど近年その名声は高まるばかり。現在「ドメーヌ・デュ・ペゴー」では、「シャトーヌフ・デュ・パプ」の区画に21haを所有しており、ブドウは全て手摘みで収穫、選果は非常に厳しく完全に熟したブドウだけを選び、最高級の品質を保つことを大切にしてきました。収穫後は除梗せず、破砕して果汁を取り、コンクリートタンクでの発酵は15日間、低温浸漬にて行います。熟成には新樽は一切使われず、3000~6000リットル入る6~70年の古い大樽を使い、約1年半熟成させリリースされます。昔ながらの古き良き伝統の醸造法はいま現在でも引き継がれています。
グルナッシュ種主体でシラー種やムールヴェードル種など認可されている13品種全てがブレンドされております。グルナッシュ種80%、シラー種6%、ムールヴェードル種4%、他10%(13品種、全て言えますか?グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー、クレレット、ミュスカルダン、クノワーズ、ブールブーラン、ピクプール、ルーサンヌ、テレノワール、ピカルダン、ヴァカレス。多い・・・)。色はギリギリ透ける程度のぽったりした赤紫。ブラックベリーやプラム、赤系のジューシーな果実の香りに、黒胡椒やカルダモンにシナモン、八角、クローヴ、ココア、のようなニュアンス、ほんのり獣香もございますが、口に含みますと、熟して、凝縮感たっぷりの果実感が全く負けておらず、豊富なタンニンと共にうまくバランスが取れています、しっかりとしたテクスチャーを感じることができ、余韻も長くリッチな装いでございます。
今月のマリアージュのお相手は「鳥取産 鹿モモ肉のソテー グリオット風味の赤ワインソース」をおすすめします。鳥取県より罠で捕えて頂いた鹿肉を丁寧にロースト、思いの外繊細な味わいで、グリオットを使った甘酸っぱいソースと非常によく合います。今月は、豊満でいて、滑らか、ほんのりスパイシーな「シャトーヌフ・デュ・パプ」を相性にご用意致しました。是非、お楽しみくださいませ!!。

(2017.12.01[FRI])

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