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うづらてい

Author:うづらてい
京都木屋町のワインダイニングです。

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「 鳥取県産黒毛和牛バラ肉の赤ワイン煮込み & シャトー・ラローズ 」

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★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ

CHATEAU L'ARROSEE '06 (St-Emilion) 2,500
シャトー ラローゼ (サンテミリオン)

「サンテミリオン」の街に面したコート地区の斜面に「シャトー・ベレール」、「シャトー・マグドレーヌ」といった有名シャトーと並んで最高の場所に立地しています、隠れたスーパーシャトーでございます。10haの畑から、年産約4000ケースと貴重なワインのひとつで、日本への輸入量もわずかのようです。
ブレンド比率は、メルロー種50%、カベルネ・ソヴィニョン種35%、カベルネ・フラン種15%となり、「サンテミリオン」のワインとしてはかなりカベルネ・ソーヴィニョン種の比率が高いのもこのシャトーの特徴のひとつです。発酵とマセレーションは温度管理されたコンクリートタンクで3~4週間行われます。収量の一部は樽内マロラクティック発酵がされます。熟成は新樽比率100%で12~18ヶ月行われ、ノンフィルターでビン詰めされます。
色調は、非常に濃いガーネット色、腐葉土や種々のスパイス、やタバコ、カシスの甘い香り、非常に完熟した状態がくみ取れます、右岸ワインのような滑らかな口当たりなのに、左岸ワインのメルロー種比率が高いものと勘違いしてしまいそう、やはりカベルネ・ソーヴィニヨン種の比率が高いせいなのでしょう。しかし、「サンテミリオン」の典型ともいえる豊かな肉づきと魅惑的な果実味、リッチで深いという個性は健在です。余韻も長く、素晴らしい一本に仕上がっております。近年はボトル形状もシャトーやドメーヌの思い入れからか、個性あるものに変わってきております、胸を張ったような形状や、非常に重厚であったりさまざまでございます。「シャトー・ラロゼ」もその一つで、見た目の重厚感だけでなく手にずしりと来る存在感は一段と期待感を高揚させてくれます。(パニエになんとかかんとか入ったーというのも・・・)
今月のマリアージュのお相手は「鳥取県産 黒毛和牛バラ肉の赤ワイン煮込み」をおすすめします。鳥取県の黒牛のばら肉を8時間丁寧に煮込ませて頂いた逸品です。鶉亭の定番人気メニューのひとつでございます。芳醇な香り、舌触りは優しく、とろける様な柔らかさ、しっかりとした味わいとコク、間違いのない一皿に仕上がっております。古典的な「サンテミリオン」ワインとは相性ぴったりでございます。
素晴らしいマリアージュを是非、お楽しみくださいませ!!。

(2015.2.01[SUN])

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