「 京都ポークとフォワグラのロッシーニ & シャトー・ルシア 」

★お勧めグラスワインとお料理のマリアージュ
CHATEAU LUCIA '08 (ST-Emilion) 2,300 (2,657)
シャトー ルシア (サンテミリオン)
もとは、「シャトー・リュシー」という名でしたが、2001年をさかえに「シャトー・ルシア」とあらためられました、“ボルトルッシ”家所有でございます。「シャトーボーセジュール・ベコ」や「クロ・フルテ」、「シャトー・モンブスケ」に隣接する粘土、沖積土、石灰質が入り混じり、複雑な土壌を形成した区画で約3ha、中には樹齢100年を超えるブドウ樹も含んでいるとか・・・。
収穫は全て手摘みで行われ、選果は2回に分けて丁寧に行われます、収量は少ない時で25hl/ha、ポンプ不使用、小型の開放発酵槽が使われます。マイクロ・オキシジェネーションで色素やタンニンを安定させています。フレンチオーク新樽100%にてマロラクティック発酵後、シュールリー熟成が行われます。清澄は行われますが濾過はされません。生産本数は年産約1万本くらいです。コンサルタントには「ラ・モンドット」、「シャトー・パヴィ・マカン」、「カノン・ラ・ガフリエール」、など、右岸シンデレラワインを影で支える醸造家、“ステファン・ドゥルノンクール”氏がついています。
ブレンド比率はメルロー種90%、カベルネ・フラン種10%、色調は深みのある黒紫、プラム、ブルーベリーなどの濃い黒系果実と共に野性味のあるスモーキーな香り、そして段々とバニラ系の甘い香り、アフターにはコーヒーのような香ばしい香りまで。しなやかな口当たり、たっぷりの果実がリッチで力強さもありながら、伸びやかで喉ごしがよく、上質な完熟葡萄を感じる事が出来ます。開けたては若干の硬さを感じましたが、徐々に柔らかさが増してきて、酸やタンニンが果実味に溶け込んでいくようです。
今月のマリアージュのお相手には「京都ポークとフォワグラのロッシーニ風 ペリグーソース」をおすすめします。京都産のジューシーなポークソテーは、上品で味わい深く、上に乗せられたフォアグラのソテーとは相性が良い、ソースには王道の黒トリュフを使ったソース・ペリグーをご用意、勿論、赤ワインは「シャトー・ルシア」をふんだんに使いました、料理、ワイン共に存在感のある味わいですが、お互いを全く損なうことなく、引き立て合います。ふくよかなメルローワインと美食家“ロッシーニ”の愛した極上のひと皿のマリアージュを是非、お楽しみ下さいませ!!。
(2013.8.02[FRI])